同じ字を100回書かされても

ここでは、ディスレクシアとはなにかについて、そしてディスレクシアは、どんな困難を持っているか、それにはどう対応すればいいか、についてお話したいと思います。

〈ディスレクシア〉 という言葉を、これまで聞いたことがあるという方、手を挙げてください。すごく嬉しいですね。ほとんどの方が手を挙げてくださいました。

 ●同じ字を100回書かされても

 それから、ディスレクシアについての理解がないために、間遠った指導をされることがあります。例えば、漢字が書けないと、同じ字を100回書かされたりします。でも、子どもにとっては覚えられないものは覚えられないのです。そうすると家庭で親が頑張って教えるように言われ、親は子どもに特訓するけど、やはりできない。すると親は「なんでできないの!」と、だんだん虐待に近い状態になっていくことがあります。

 そして子どもは、クラスメイトからからかわれ、クラスからはじかれ、その結果、自己評価が低下し、学校に行きたくない、朝起きられない--となっていくのです。